みなさんこんにちは。だて整形外科リハビリテーションクリニック 伊達亮です。
2025/02/07、田辺三菱製薬が主催する「下関リウマチセミナー」に参加しました。大阪大学の蛯名耕介先生が「関節リウマチにおける骨関節破壊のしくみとその対策」についての講演を拝聴しました。その内容の中で、大切だと感じたことを分かりやすく説明したいと思います。
だて整形外科リハビリテーションクリニック 院長の伊達亮です。
今回は、関節リウマチ(RA)治療におけるグルココルチコイド(GC)の役割についてお話しします。GCは炎症を抑える強力な作用を持つ一方で、副作用のリスクもあるため、慎重に使用することが求められます。
グルココルチコイド(GC)は、副腎皮質ホルモンの一種で、体の炎症反応を抑える作用があります。関節リウマチなどの自己免疫疾患の治療に広く使われています。
他の治療との併用: メトトレキサートや生物学的製剤と組み合わせて使われることがあり、治療の効果を高める役割があります。
医師と相談しながら使用する: 副作用のリスクを抑えるために、定期的な診察を受けることが大切です。
GCは関節リウマチ治療において非常に有効な薬ですが、副作用のリスクも伴います。適切な管理のもとで使用することで、その恩恵を最大限に受けながらリスクを最小限に抑えることができます。関節リウマチの治療を行う際には、医師と相談しながら最適な治療法を選択することが重要です。
日本整形外科学会専門医 伊達 亮(だて整形外科リハビリテーションクリニック 院長)
福岡大学医学部医学科を卒業後、山口大学医学部付属病院整形外科・麻酔科での経験を経て現職に至る。日本整形外科学会専門医 、日本骨粗鬆症学会専門医 、日本リハビリテーション医学会専門医 など多岐にわたる専門医資格を保持し、地域の「寝たきりゼロ」をミッションに掲げ、骨粗しょう症の早期発見・早期治療、および運動器リハビリによる転倒予防に尽力している。