だて整形外科リハビリテーションクリニック

エコー

2022/01/04

エコー検査について

【レントゲンで異常がありませんから様子をみましょう】といわれたことはありませんか?

レントゲンは非常に有用な機器で、多くの骨折の判定に非常に有用です。
しかし実際には骨以外に主病変がある場合の方が圧倒的に多いと感じています。

たとえば【五十肩】

この病気は、【腱板断裂〝肩の腱が切れること〟】や【石灰沈着性肩関節炎〝石灰がたまり激痛を伴う〟】などいろいろな疾患を含む総称です。
石灰はレントゲンでもエコーでも写りますが、腱板(肩の腱)はレントゲンでは写りません。
エコーでは、腱板の断裂の程度や石灰の沈着、炎症が瞬時に判断することができます。
当クリニックでは、肩の痛みを訴えられる方の9割はレントゲンを撮らずにエコーで診断、エコー下に注射などを行います。
エコーを使用すると、肩峰下滑液包という、数㎜しかない隙間にも正確に注射をすることが可能です。
また筋肉の動きなどを動的に観察できることや患者さんと一緒にモニターをみながら説明ができるので、患者さんの満足度が高くなる印象があります。
医療従事者側からも日々解剖の勉強につながり、知識・技術の向上に役立っています。