「買い物袋を持つと手首が痛い」「朝起きると手首がこわばっている」──そんな症状に心当たりはありませんか?
山口県下関市でも、40代以降の男女の多くが「手首の痛み」に悩んでいます。しかし、「そのうち治るだろう」「年齢のせいかな」と我慢してしまう方が少なくありません。
手首の痛みには、関節や腱、神経など複数の原因があり、早期に対応することで悪化を防げる場合が多いです。この記事では、手首の痛みの主な原因や治療法、自宅でできる予防法などをわかりやすく解説します。
手首の痛みと一口に言っても、原因はさまざまです。主な疾患は以下の通りです。
主な原因
疾患名 | 症状の特徴 |
腱鞘炎(ドケルバン病など) | 親指を動かしたときの手首の痛み。更年期やスマホの使いすぎで悪化することも。 |
関節リウマチ | 両手の手首が腫れて痛む。朝のこわばりが特徴的。 |
手根管症候群 | 指先のしびれ・痛み。夜間〜明け方に強くなることが多い。 |
変形性関節症 | 手首の軟骨がすり減って痛みが出る。加齢とともに進行。 |
骨折・捻挫 | 転倒などで発生。骨折に気づかず放置してしまうケースも。 |
特に女性は更年期以降、ホルモンバランスの変化によって腱や関節に炎症が起きやすくなるため、注意が必要です。
一時的な使いすぎによる痛みは、数日安静にしていれば改善することもあります。しかし、以下のような症状がある場合は、整形外科を早めに受診しましょう。
特に「関節リウマチ」や「手根管症候群」は早期診断と治療が重要です。放置すると、手首の機能が低下したり、日常生活に支障が出ることがあります。
整形外科では、まず問診・触診・X線検査などを行い、痛みの原因を特定します。必要に応じてMRIや血液検査を行うこともあります。
主な治療法
患者さんの生活背景やご希望に応じて、治療方針を相談しながら進めていきます。
手首の痛みがあるときの対処法
再発予防のために
当院(だて整形メディカルプラス)では、整形外科専門医による診察と最新の医療機器を活用し、手首の痛みに対する正確な診断と適切な治療を行っています。
つらい手首の痛みを「年のせい」と我慢せず、ぜひ一度ご相談ください。下関市で整形外科をお探しの方は、どうぞお気軽にご予約ください。
日本整形外科学会専門医 伊達 亮(だて整形外科リハビリテーションクリニック 院長)
福岡大学医学部医学科を卒業後、山口大学医学部付属病院整形外科・麻酔科での経験を経て現職に至る。日本整形外科学会専門医 、日本骨粗鬆症学会専門医 、日本リハビリテーション医学会専門医 など多岐にわたる専門医資格を保持し、地域の「寝たきりゼロ」をミッションに掲げ、骨粗しょう症の早期発見・早期治療、および運動器リハビリによる転倒予防に尽力している。