かかとの後ろが痛い原因とは?|アキレス腱周囲炎・踵骨後方痛を解説

2026/05/28

「かかとの後ろが歩くたびに痛い」
「靴が当たるとズキズキする」
「階段の上り下りでアキレス腱周辺がつらい…」

このような“かかとの後ろの痛み”でお悩みではありませんか?

下関市でも、

  • 部活動を頑張る学生さん
  • ランニング習慣のある方
  • 立ち仕事の多い方
  • 加齢に伴い歩行量が減ってきた高齢者の方

を中心に、かかと後方の痛みで来院される患者さんが増えています。

歩くたびに痛むと、不安ですよね。
「アキレス腱が切れるのでは」「このまま歩けなくなったらどうしよう」と感じる方も少なくありません。

医学的には、かかと後方痛は“アキレス腱や周囲組織への負担の蓄積”が原因で起こることが多く、適切な治療とリハビリで改善が期待できます。

この記事では、下関市のだて整形外科リハビリテーションクリニックが、

  • かかと後方痛の原因
  • 放置するとどうなるのか
  • 整形外科で行うリハビリ

について、専門医の視点から詳しく解説します。

1. かかとの後ろが痛くなる主な原因とは?

■ アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎

もっとも多いのが、

  • アキレス腱炎
  • アキレス腱周囲炎

です。

アキレス腱は、

  • 歩行
  • ジャンプ
  • ダッシュ

などで大きな負荷がかかる部位です。

繰り返し負担が加わることで炎症が起こります。

■ 踵骨後部滑液包炎(しょうこつこうぶかつえきほうえん)

アキレス腱とかかとの骨の間には「滑液包」というクッションがあります。

ここが炎症を起こすことで、

  • 靴が当たると痛い
  • 赤く腫れる

などの症状が出ます。

■ ハグルンド病(ハグルンド変形)

かかとの骨が突出し、

  • 靴との摩擦
  • アキレス腱への刺激

が続くことで炎症が起こります。

若い世代から中高年まで幅広く見られます。

2. なぜかかと後方痛が起こるのか?

■ 負担の蓄積

原因として多いのは、

  • ランニング
  • ジャンプ動作
  • 長時間歩行
  • 立ち仕事

です。

特に学生アスリートでは、

  • 部活動の急な負荷増加

が原因になることがあります。

■ ふくらはぎの硬さ

重要なのが、

  • ふくらはぎ
  • アキレス腱

の柔軟性低下です。

硬くなることで、アキレス腱への牽引力が増加します。

■ 靴の影響

  • 硬い靴
  • サイズが合わない靴

によって、かかと後方への圧迫が強くなることがあります。

3. 放置するとどうなる?

■ 慢性化する

初期は「運動後だけ痛い」程度でも、

痛み

炎症悪化

組織変性

慢性痛

へ進行することがあります。

■ アキレス腱断裂リスク

負担が続くことで、アキレス腱が弱くなる可能性があります。

特に中高年では注意が必要です。

■ 歩行障害

痛みをかばうことで、

  • 歩き方の崩れ
  • 膝や腰への負担

につながります。

4. 整形外科で行う検査と診断

■ 専門医による診察

院長は、

  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本リハビリテーション医学会専門医

として、痛みの原因を評価します。

■ レントゲン評価

必要に応じて、

  • 骨の突出
  • 石灰化
  • 骨折の有無

を確認します。

5. かかと後方痛に対するリハビリ内容

① アキレス腱・ふくらはぎのストレッチ

柔軟性改善が非常に重要です。

② 足部・下肢機能トレーニング

  • 足のアーチ機能
  • 股関節機能

を改善し、負担を減らします。

③ 歩行・フォーム指導

歩き方や走り方のクセを修正します。

④ 負荷コントロール

運動量を調整しながら改善を目指します。

「休みすぎ」も逆効果になることがあります。

⑤ 物理療法

当院では、

  • 温熱療法
  • 低周波治療
  • クライオ療法

を組み合わせ、炎症と痛みを軽減します。

6. 当院の強み|設備の充実

■ 衝撃波治療の導入

慢性化したアキレス腱炎や踵部痛に対して、衝撃波治療を導入しています。

組織修復を促し、改善をサポートします。

■ 物理療法機器の充実

症状に応じて最適な機器を選択します。

7. 当院の強み|専門性と体制の厚み

■ PT・OT合計11名の体制

だて整形外科リハビリテーションクリニックでは、

理学療法士・作業療法士 合計11名が在籍。

地域内でも充実した体制で、

  • 個別リハビリ
  • 担当制
  • 継続的評価

が可能です。

■ 医師とリハビリの連携

診断 → リハビリ → 再評価

一貫した管理で改善を目指します。

8. よくある不安・Q&A

Q. 運動を続けても大丈夫ですか?

状態によります。無理な継続は悪化につながります。

Q. 温めた方がいいですか?

炎症が強い急性期は冷却が有効なことがあります。

Q. 衝撃波治療は痛いですか?

刺激はありますが、出力調整が可能です。

9. 地域への想い|「歩く」を守るために

かかとの後ろの痛みは、

  • 歩行能力
  • 運動習慣
  • 生活の質

に大きく関わります。

放置すると、

活動低下 → 筋力低下 → 転倒リスク増加

につながる可能性があります。

だて整形外科リハビリテーションクリニックでは、

地域の「寝たきりゼロ」と健康寿命延伸

を目指しています。

まとめ

✔ かかと後方痛はアキレス腱炎が多い
✔ 放置すると慢性化しやすい
✔ ストレッチとリハビリが重要
✔ 衝撃波治療も選択肢になる

「そのうち治る」と放置していませんか?

かかとの後ろの痛みは、早めの対応で改善が期待できます。

歩くたびの痛みでお悩みの患者さんは、
まずは整形外科での診察をおすすめします。

だて整形外科リハビリテーションクリニックが、医学的根拠に基づきサポートします。

記事監修

伊達 亮(だて整形外科リハビリテーションクリニック 院長)
福岡大学医学部医学科を卒業後、山口大学医学部付属病院整形外科・麻酔科での経験を経て現職に至る。日本整形外科学会専門医、日本骨粗鬆症学会専門医、日本リハビリテーション医学会専門医など多岐にわたる専門医資格を保持。日本関節病学会によるクーリーフ認定を受け、地域の「寝たきりゼロ」をミッションに掲げ、骨粗しょう症の早期発見・早期治療、および運動器リハビリによる転倒予防に尽力している。

出典・参考文献

  • 日本整形外科学会 足の疾患ガイドライン
  • 日本リハビリテーション医学会 運動器リハビリテーション指針
  • American Orthopaedic Foot & Ankle Society Guidelines