骨粗鬆症のセルフチェック2つ|下関市の整形外科医が骨密度検査を解説

2026/08/10

こんな方にこの記事を読んでほしい

  • 骨粗鬆症(こつそしょうしょう、骨がもろくなる病気)が心配な方
  • 若い頃より身長が縮んだ、姿勢が気になる方
  • ご両親やご家族の付き添いで通院する機会が多い方
  • 下関市周辺で骨密度検査を受けられる整形外科を探している方

はじめに

骨折がきっかけで、寝たきりになってしまうことがあります。骨粗鬆症が原因で太ももの付け根(大腿骨)を骨折すると、元のように歩けなくなる方も少なくありません。この記事では、ご自宅でできるセルフチェックと、骨密度検査を受けた方がよい方の特徴を紹介します。

💡 この記事でわかること

  • ご自宅でできるセルフチェック方法2つ
  • 骨密度検査を受けた方がよい方の特徴
  • 検査の具体的な流れと体への負担の少なさ
  • 骨の健康を家族で守るためにできること

📞 骨密度検査をご希望の方は、お気軽にご連絡ください。
Web予約はこちら / TEL: 083-254-0022 / 公式LINEで相談する

骨粗鬆症とは

骨粗鬆症は、骨の中身がすかすかになり、骨が折れやすくなる病気です。自覚症状がほとんどないまま進行するのが特徴です。

そのため、骨折して初めて骨粗鬆症だったとわかる方が少なくありません。特に太ももの付け根の骨(大腿骨近位部)を骨折すると、手術や長期のリハビリが必要になり、それをきっかけに寝たきりになってしまうケースが知られています。

日本骨粗鬆症学会のガイドラインでも、骨粗鬆症は自覚症状に乏しいため、早期発見のための検査が重要とされています。骨折してから気づくのではなく、その前に気づくことが何より大切です。

ご自宅でできるセルフチェック2つ

骨密度検査を受けるべきか迷っている方は、まず次の2つのセルフチェックを試してみてください。いずれか一つでも当てはまる場合は、骨密度検査をご検討ください。

チェック1:壁を使った姿勢チェック

  • かかと、お尻、背中を壁につけて立ちます
  • その状態で、後頭部を壁につけてみます
  • 頭・背中・お尻・かかとの4点が壁にしっかり接触していれば問題ありません

後頭部が壁から離れてしまう場合は要注意です。背骨(胸椎や腰椎)が気づかないうちに骨折し、背中が丸く曲がっている可能性があります。この場合は、早めの骨密度検査をおすすめします。

チェック2:身長の低下

20歳や25歳の頃と比べて、身長が2cm以上低くなっている方は、骨密度検査を強くおすすめします。

身長が縮む背景には、背骨の圧迫骨折(あっぱくこっせつ、背骨がつぶれるように折れること)が隠れていることがあります。このような骨折がある方は、次に背骨を骨折するリスクが2倍以上高くなるといわれています。痛みを伴わないまま骨折していることも多いため、身長の変化は大切なサインです。

⚠️ こんな場合はすぐに受診を

  • 転んだ後に強い腰や背中の痛みが続く
  • 何もしていないのに急に背中や腰が痛み出した
  • しりもちをついた後、立ち上がるのがつらい

このような症状がある場合は、自己判断せず早めに整形外科を受診してください。

骨密度検査を受けた方がよい方

以下に当てはまる方は、一度骨密度検査を受けることをおすすめします。

  • 50歳以上の女性(閉経を迎え、エストロゲンという女性ホルモンが減る時期のため)
  • 65歳以上の男性で、過去1年以内に骨密度検査を受けていない方
  • 身長が2cm以上縮んだ方
  • BMI(体重÷身長の2乗で計算する指標)が18.5未満と、やせ型の方
  • 喫煙の習慣がある方
  • ステロイドの内服を3か月以上続けたことがある方、または点滴でステロイドを受けたことがある方

BMIが低い方に検査をすすめる理由は、極端な体重減少による栄養不足が、エストロゲンの分泌を低下させるためです。エストロゲンが減ると、骨からカルシウムなどのミネラルが失われる「骨吸収」という現象が進みやすくなります。

人生で骨の量が最も多くなるのは20代前後といわれています。若い頃に無理なダイエットをした経験がある方は、骨の貯蓄が十分にできておらず、50代前後の閉経の時期に骨密度が基準値を下回りやすい傾向があります。

🩺 院長より
日本の骨粗鬆症検診率はまだ十分に高いとはいえません。骨折して初めて骨粗鬆症とわかる方を、これまで数多く診てきました。50歳を過ぎた女性の方、65歳を過ぎた男性の方は、一度は骨密度を確認しておくことをおすすめします。

検査は背骨と左右の大腿骨、3か所がおすすめ

すでに手首やかかとの骨量を測って「正常」といわれた方も、油断は禁物です。

骨は測る部位によって骨の種類や日頃かかる負荷の種類が違うため、骨密度の結果も部位ごとに異なります。手首やかかとの数値が正常でも、背骨や大腿骨の骨密度は下がっているケースが一定数見られます。

また、大腿骨の骨密度には、左右で差が出ることが15%程度あるとされています。そのため、骨密度検査は背骨と左右の大腿骨、合わせて3か所を測るのが望ましいと考えられています。

検査の流れ・体への負担

「検査は痛そう」「時間がかかりそう」と心配される方もいますが、骨密度検査は思っている以上に簡単です。

  • 検査時間は数分程度
  • 痛みはありません
  • レントゲン撮影と同じように、横になるだけで終わります
  • お着替えの手間もなく、体への負担もほとんどありません
  • 予約なしでも、その日のうちに検査できます

受付スタッフや医師に「骨密度検査を希望します」とお伝えいただければ、検査の流れをご案内いたします。

ご家族の付き添いでも検査を受けられます

お母様やご家族の通院に付き添いで来られた方も、待ち時間を利用して骨密度検査を受けることができます。

特に、50歳以上の女性・65歳以上の男性・体重が少なめの方などに当てはまる場合は、ぜひこの機会をご活用ください。ご家族を待っている間の時間を、ご自身の骨の健康チェックにあてることができます。

数値が良ければ安心して帰宅でき、数値が思わしくない場合も、そこから治療を始めることで骨を今より丈夫にしていくことが期待できます。まずはご自身の今の状態を知ることが、将来の骨折予防の第一歩です。

📞 下関市のだて整形外科リハビリテーションクリニックで、骨密度検査を受けてみませんか?予約なしでも当日受けられます。
Web予約はこちら / TEL: 083-254-0022

よくある質問(FAQ)

Q1. 骨密度検査はどのくらいの頻度で受ければよいですか?
一般的には年1回程度が目安とされていますが、年齢や骨密度の状態によって異なります。詳しい頻度は医師にご相談ください。

Q2. 検査で骨密度が低いといわれたら、どうなりますか?
すぐに深刻に考える必要はありません。治療や生活習慣の見直しによって、今よりも骨を丈夫にしていくことが期待できます。まずは現状を知ることが大切です。

Q3. 手首やかかとの検査で「正常」といわれましたが、それでも背骨や大腿骨を測る必要がありますか?
はい。手首やかかとと、背骨や大腿骨とでは骨密度の結果が異なることがあります。特に背骨や大腿骨は骨折すると生活への影響が大きいため、あわせて測っておくと安心です。

Q4. 付き添いで来院しただけですが、検査を受けられますか?
はい、受けられます。50歳以上の女性、65歳以上の男性、体重が少なめの方などは、待ち時間を利用して検査を受けていただけます。

Q5. 検査を受けるのに予約は必要ですか?
予約は不要です。受付スタッフまたは医師に「骨密度検査を希望します」とお伝えください。

まとめ

  • 骨粗鬆症は自覚症状に乏しく、骨折して初めて気づく方が少なくありません
  • 「壁を使った姿勢チェック」と「身長の低下」で、ご自宅でも簡単にセルフチェックができます
  • 50歳以上の女性、65歳以上の男性などは骨密度検査をおすすめします
  • 検査は背骨と左右の大腿骨、3か所を測るのが望ましいとされています
  • 検査は数分・痛みなしで、予約なしでも当日受けられます

骨の健康は、ご家族みんなの毎日の安心につながります。下関市のだて整形外科リハビリテーションクリニックで、ご自身とご家族の骨の状態を確認してみませんか。

📞 ご予約・お問い合わせ
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監修者紹介

伊達 亮(だて りょう) だて整形外科リハビリテーションクリニック 院長
〒751-0849 山口県下関市綾羅木本町2-4-22 TEL: 083-254-0022
専門:整形外科、リハビリテーション科
資格:日本整形外科学会専門医/同認定脊椎脊髄病医/同認定リウマチ医/同認定スポーツ医/同認定リハビリテーション医/日本リウマチ学会専門医/日本リハビリテーション医学会専門医/日本骨粗鬆症学会専門医
経歴:2002年 福岡大学医学部医学科卒業。山口大学医学部附属病院、徳山中央病院、鼓ヶ浦こども医療福祉センター、関門医療センター整形外科などを経て現職

参考文献・出典

  • 日本骨粗鬆症学会「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン 2025」
  • 厚生労働省「医療広告ガイドライン」https://www.mhlw.go.jp/

本記事の内容は一般的な医学情報の提供を目的としており、特定の治療効果を保証するものではありません。症状は個人差があり、診断・治療には医師の診察が必要です。気になる症状がある方は、医療機関を受診してご相談ください。