だて整形外科リハビリテーションクリニック

股関節が痛い hip-joint

股関節が痛い

変形性股関節症
(へんけいせい こかんせつしょう)

股関節は骨盤と大腿骨をつなぐ関節です。大腿骨の上部(大腿骨頭)は丸くなっていて、骨盤側の受け皿にはまっています。
大腿骨頭の表面は、軟骨で覆われ、滑りやすくなっているので、股関節が自在に動きます。

変形性股関節症とは、股関節の軟骨がすり減り、骨盤側の寛骨臼と大腿骨頭がこすれて変形が進行する病気です。

変形性股関節症の症状

変形性股関節症は、痛みが出現し、関節の動く範囲が少なくなります。最初のうちは、動き始めに痛みを感じることが多く、病気が進むとじっとしていても痛みを感じるようになります。

また、動いているときも痛みが強くなり、足の長さの差が出たり、筋力が低下することもあるため、体が左右に振れる歩き方になってしまう方もいます。

変形性股関節症の治療法

  • 抗炎症薬
    • 痛みを軽減します
  • 減量
    • 関節への負担を減らします
  • リハビリ
    • 筋力強化を行い、関節への負担を減らします
  • 関節内注射
    • エコーを使用して、正確に関節内に注射を行います
    • 当クリニックでは、ヒアルロン酸に抗炎症薬ジクロフェナクを化学結合させた薬剤ジョイクル®を積極的に行っています
    • 本製剤は、アナフィラキシーが複数報告されていることから、厚労省が「安全性速報(ブルーレター)」、を発出し医療機関は注射に際して注意喚起を行うよう指導されております
    • 当院では、同製剤を300例以上行ってきましたが、幸い重篤なアナフィラキシー症状は起こっておらず、症状も顕著な改善が見られる方もおられます
    • ご希望のある方は、お気軽にご相談ください
  • 手術
    • 傷んだ骨の一部を取り除き、人工の関節に置き換える人工股関節置換術を行います

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【画像】変形性股関節症について

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