
骨粗鬆症は、痛みがないまま骨がもろくなっていく病気です。そのため、治療の必要性を感じにくいという声をよく聞きます。この記事では、院長が診療の中で経験した症例をもとに、治療を自己中断することのリスクをお伝えします。なお、個人が特定されないよう、年齢や経過の一部を編集して紹介しています。
💡 この記事でわかること
📞 骨粗鬆症の治療にご不安がある方は、お気軽にご相談ください。
Web予約はこちら / TEL: 083-254-0022 / 公式LINEで相談する
Aさん(80代女性)は、50代のときに骨粗鬆症と診断されました。しかし痛みがなかったため、「ずっと薬を飲み続けるのは考えにくい」と治療を希望されませんでした。その後の経過は、次のようなものでした。
Aさんは「もっと早くから治療を続けていれば」と話されているそうです。
Aさんのように、手首の骨折から始まり、背骨の圧迫骨折、そして太ももの付け根の骨折へとつながっていくケースは少なくありません。年代ごとに骨折しやすい部位がある程度わかっており、一つの骨折が次の骨折のサインになることもあります。
背骨の圧迫骨折(あっぱくこっせつ、背骨がつぶれるように折れること)は、痛みを伴わずに起こることも多いため、気づかないまま進行しやすいという特徴があります。身長が縮んだ、腰が丸くなってきたと感じたら、注意が必要です。
日本骨粗鬆症学会のガイドラインでも、一度骨折を経験した方は次の骨折のリスクが高まることが示されています。だからこそ、最初の骨折をきっかけに治療をしっかり続けることが大切です。
治療を途中でやめてしまう理由として、以下のようなお声をよくお聞きします。
🩺 院長より
骨粗鬆症は自覚症状が出にくい病気です。そのため、治療の効果を実感しにくく、中断につながりやすいと感じています。しかし骨密度は、治療を続けることで少しずつ改善していくことが多いものです。不安な点があれば、自己判断で中断せず、まずはご相談ください。
大腿骨近位部骨折は、骨粗鬆症による骨折の中でも、その後の生活への影響が大きい骨折といわれています。院長の臨床経験では、受傷後に元の歩行能力まで戻れる方は一部にとどまり、術後のリハビリに時間がかかる方も少なくありません。
年齢や持病、受傷前の体力によって経過は大きく異なりますが、だからこそ、骨折そのものを防ぐこと、そして骨折を繰り返さないことが重要になります。
「ストップ・アット・ワン」は、最初の骨折をきっかけに、2回目・3回目の骨折を防ごうという、骨粗鬆症財団が提唱する取り組みです。
一度骨折を経験した方は、治療を続けることで次の骨折のリスクを下げられる可能性があります。過去に治療を中断してしまった方も、決して手遅れではありません。もう一度、治療を検討してみることをおすすめします。
以下のような症状がある場合は、自己判断せず、早めに整形外科を受診してください。
📞 下関市のだて整形外科リハビリテーションクリニックへ、お気軽にご相談ください。治療を再開したい方も歓迎しています。
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Q1. 治療を中断してしまいましたが、再開しても遅くないですか?
決して遅すぎることはありません。今の骨の状態を確認したうえで、あらためて治療方針を相談することができます。
Q2. 痛みがないのに、治療を続ける必要はありますか?
骨粗鬆症は痛みが出にくい病気です。痛みがなくても骨折のリスクは続いているため、医師の指示に沿った治療の継続をおすすめします。
Q3. 薬の副作用が心配です。
薬の種類によって副作用は異なります。心配な点は自己判断で中断せず、診察の際に医師にご相談ください。
Q4. 背骨の骨折は、どうすればわかりますか?
レントゲン検査で確認できます。身長の低下や腰の痛みなど、気になる変化があれば早めの受診をおすすめします。
下関市のだて整形外科リハビリテーションクリニックでは、治療を続けやすい環境づくりに努めています。気になる症状がある方、治療の再開を考えている方は、お気軽にご相談ください。
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伊達 亮(だて りょう) だて整形外科リハビリテーションクリニック 院長
〒751-0849 山口県下関市綾羅木本町2-4-22 TEL: 083-254-0022
専門:整形外科、リハビリテーション科
資格:日本整形外科学会専門医/同認定脊椎脊髄病医/同認定リウマチ医/同認定スポーツ医/同認定リハビリテーション医/日本リウマチ学会専門医/日本リハビリテーション医学会専門医/日本骨粗鬆症学会専門医
経歴:2002年 福岡大学医学部医学科卒業。山口大学医学部附属病院、徳山中央病院、鼓ヶ浦こども医療福祉センター、関門医療センター整形外科などを経て現職
⚠️ 注意
本記事の内容は一般的な医学情報の提供を目的としており、特定の治療効果を保証するものではありません。症例は個人が特定されないよう一部内容を編集しており、経過には個人差があります。気になる症状がある方は、医療機関を受診してご相談ください。