ヘルストロン(電位治療)とは?頭痛・肩こりへの効果と使い方を下関市の整形外科医が解説

2026/09/17

こんな方にこの記事を読んでほしい

  • 頭痛や肩こり、不眠、便秘など、慢性的な不調でお悩みの方
  • 肩こりや腰痛がなかなか良くならない方
  • 当院に導入された新しい治療機器について知りたい方
  • 下関市周辺で整形外科を探している方

はじめに

2026年7月、当院に電位治療器(でんいちりょうき)「ヘルストロン」を導入しました。その効果や使い方について解説します。

💡 この記事でわかること

  • ヘルストロンとはどんな治療機器か
  • 頭痛・肩こり以外に整形外科領域で期待できること
  • 使用できない方の条件
  • リハビリと組み合わせた活用法

📞 不調が続いてお困りの方は、お気軽にご相談ください。
Web予約はこちら / TEL: 083-254-0022 / 公式LINEで相談する

ヘルストロンとは

装置の概要

ヘルストロン(電位治療器)は、体に微弱な電位(でんい。電気的な力の差のこと)を流す治療機器です。この刺激によって自律神経のバランスを整え、体のさまざまな不調の緩和(かんわ。やわらげること)をめざします。1963年に旧厚生省から医療機器として承認された、歴史のある治療法のひとつです。

承認されている効果

ヘルストロンには、以下の4つの症状に対する緩解効果が認められています。

  • 頭痛
  • 肩こり
  • 不眠症
  • 慢性便秘

椅子に座った楽な姿勢で受けていただける治療で、痛みや刺激はほとんどありません。

📊 参考
ヘルストロンは1963年に医療機器として承認されました。現在は全国約5,000か所の医療機関・福祉施設で導入されています(製造元:株式会社白寿生科学研究所)。

整形外科領域での活用

期待する効果

ヘルストロンは、承認されている4症状以外にも、筋肉の緊張を緩めたりすることで整形外科領域のさまざまな症状に対応できると考えています。リハビリや他の治療と組み合わせることで、改善する可能性があります。

  • 頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)と呼ばれる肩こり・首の痛み、頸椎症(けいついしょう)
  • 頸椎の神経の圧迫や炎症が原因で起こる頸椎症性神経根症
  • 五十肩(肩関節周囲炎)
  • 筋膜(きんまく)由来の首や腰の痛み
  • 慢性的な腰痛、変形性腰椎症
  • 下肢のしびれを伴う腰部脊柱管狭窄症(腰まわりのこわばりの改善を通じて)
  • 変形性膝関節症(ヒアルロン酸注射・PRP・クールリーフなどと組み合わせて)
  • 変形性股関節症(同上)
  • 骨粗鬆症による圧迫骨折後の背中の丸まり・こわばり
  • 全身の筋肉量が低下する廃用症候群、腰痛に代表される慢性痛(補助的な位置づけ)

🩺 院長より
膝や股関節の軟骨のすり減りそのものをヘルストロンで治せるわけではありません。ヒアルロン酸注射やPRP、クールリーフといった治療と組み合わせることで、症状の改善を期待しています。腰部脊柱管狭窄症では、腰まわりのこわばりが和らぐことを通じて、症状の改善につながると考えています。

リハビリ・運動療法との組み合わせ

ヘルストロンは、リハビリや運動療法と組み合わせることで、より効果的だと院長は考えています。期待できる役割は次の4つです。

  • 体を動かしやすくする
  • 筋力や柔軟性を保つ
  • 姿勢や動作を整える
  • 再発を予防する

症状が落ち着いた後も、こうした効果を維持するために定期的な利用がすすめられます。

使用できない方・治療中の注意

使用できない方

以下に当てはまる方は、ヘルストロンをご利用いただけません。

  • ペースメーカーなどの医療機器を装着されている方
  • 酸素吸入を行っている方
  • 心臓の病気などにより運動を大きく制限されている方

治療中の注意点

  • 治療中に体の異常を感じた場合は、すぐにスタッフへお伝えください
  • 電位が発生する治療のため、治療中はほかの方が体に触れることができません

ご自身が対象になるかどうかは、事前にスタッフまでお気軽にご相談ください。

受診の判断基準

ヘルストロンは、あくまで体調に合わせて無理なく続けていただく補助的な治療のひとつです。以下のような症状がある場合は、自己判断で様子を見ず、早めに医療機関を受診してください。

  • 手足の力が入りにくい、感覚が鈍いなど、しびれ以外の症状を伴う
  • 排尿・排便がしづらい、感覚が鈍いといった症状がある
  • 安静にしていても強い痛みが続く、夜間に痛みで目が覚める

📞 気になる症状がある方は、お気軽にご連絡ください。
Web予約はこちら / TEL: 083-254-0022

よくある質問(FAQ)

Q1. ヘルストロンとはどんな治療機器ですか?
体に微弱な電位を流し、自律神経のバランスを整えることで、頭痛・肩こり・不眠症・慢性便秘の緩和をめざす電位治療器です。1963年に医療機器として承認されている、実績のある治療法です。

Q2. 治療中に痛みはありますか?
椅子に座った楽な姿勢で受けていただき、痛みや強い刺激はほとんどありません。体調に合わせて無理なくご利用いただけます。

Q3. どのくらいの頻度で通えば効果を感じられますか?
継続して利用することで、体のさまざまな不調の改善が期待できると考えています。回数や頻度には個人差があるため、スタッフや院長にご相談のうえ進めていくことをおすすめします。

Q4. ペースメーカーを使用していますが利用できますか?
ペースメーカーなどの器具を装着されている方、酸素吸入を行っている方、心臓の病気で運動を大きく制限されている方はご利用いただけません。ご不明な点はスタッフにご確認ください。

Q5. 費用や保険の適用について教えてください。
費用や保険適用の範囲については、症状や治療内容によって異なります。詳しくは診察時に医師・スタッフへお尋ねください。

まとめ

  • ヘルストロンは、頭痛・肩こり・不眠症・慢性便秘の緩和が認められている電位治療器です
  • 頸椎症や五十肩、腰部脊柱管狭窄症など、整形外科領域の症状にも改善が期待できます
  • リハビリや運動療法、ヒアルロン酸注射などの治療と組み合わせることでより効果的です
  • ペースメーカー装着者など、利用できない方の条件があります

リハビリと組み合わせながら、症状が落ち着いた後も無理のない範囲で継続して利用することをすすめています。気になる症状がある方は、まずはスタッフまでお気軽にご相談ください。

📞 ご予約・お問い合わせ
Web予約はこちら / TEL: 083-254-0022 / 公式LINEで相談する

監修者紹介

伊達 亮(だて りょう) だて整形外科リハビリテーションクリニック 院長
〒751-0849 山口県下関市綾羅木本町2-4-22 TEL: 083-254-0022
専門:整形外科、リハビリテーション科
資格:日本整形外科学会専門医/同認定脊椎脊髄病医/同認定リウマチ医/同認定スポーツ医/同認定リハビリテーション医/日本リウマチ学会専門医/日本リハビリテーション医学会専門医/日本骨粗鬆症学会専門医
経歴:2002年 福岡大学医学部医学科卒業。山口大学医学部附属病院 整形外科・麻酔科、徳山中央病院、鼓ヶ浦こども医療福祉センター、関門医療センター整形外科などを経て現職

参考文献・出典

本記事の内容は一般的な医学情報の提供を目的としています。個別の症状や治療については、必ず医師にご相談ください。