手の痛みでお悩みの方へ ~手の痛み、不安に感じていませんか?

2026/01/26

1. はじめに 〜手の痛み、不安に感じていませんか?〜

手は日常生活で頻繁に使う大切な部分です。料理や掃除、趣味の手芸、スマホ操作など、手の痛みがあると何気ない動作でもつらくなり、生活の質が大きく下がってしまいます。
「この痛みは放っておいて大丈夫?」 「病院に行くべきか迷っている」そんな不安をお持ちの方も多いでしょう。
この記事では、下関市にお住まいの50歳〜80歳の方を対象に、手の痛みの原因や治療法、整形外科受診のタイミングについてわかりやすくお伝えします。

2. 手の痛みの症状と原因とは?

手の痛みにはさまざまな種類があります。症状や痛む場所によって原因も異なるため、まずはよくある症状と主な原因を確認しましょう。

よく見られる症状:

  • 手首や指が痛い、動かしにくい
  • 朝起きたときに手がこわばる
  • 物を握ると痛みが強くなる
  • しびれや冷えを感じる
  • 指の関節が腫れている、変形している

主な原因:

原因名説明
手根管症候群手首の神経が圧迫されて、親指から薬指にかけてしびれや痛みが出ることがあります。
関節リウマチ免疫の異常で関節が炎症を起こし、腫れや痛み、変形が起こります。
変形性関節症(へんけいせいかんせつしょう)加齢により関節の軟骨がすり減り、痛みや動きの制限が生じます。
腱鞘炎(けんしょうえん)指や手首の使い過ぎで腱やそのまわりの鞘(さや)が炎症を起こします。
ばね指(弾発指)指の腱の動きが悪くなり、曲げ伸ばしで「カクン」と引っかかることがあります。

これら以外にも、手の痛みは首からくる神経の問題や骨折、外傷などが原因になることもあるため、放置せず専門医に相談することが大切です。

(参考:日本整形外科学会「手根管症候群」「関節リウマチ」)

3. 自然に治るの?放置するリスクは?

軽度の腱鞘炎などは休息や生活習慣の見直しで自然に改善することもありますが、症状が続く場合は注意が必要です。

放置すると起こりうるリスク:

  • 痛みやしびれが悪化し、手の機能が低下する
  • 関節の変形や筋力低下が進み、日常生活に支障が出る
  • 病気の根本的な原因が進行し、治療が難しくなる

特に手根管症候群は進行すると指の筋肉がやせてしまい、手の動きが大きく制限されることもあります。
症状が1週間以上続く、痛みが強い、しびれがある場合は早めの受診をおすすめします。

4. 整形外科での治療内容

整形外科では問診や身体検査に加え、必要に応じてレントゲンや超音波検査を行い原因を特定します。

主な治療方法:

  • 薬物療法:痛み止めや炎症を抑える薬を使います。
  • 装具療法:手首のサポーターやスプリントで動きを制限し、炎症を抑えます。
  • 理学療法(リハビリ):筋力をつけたり、関節の動きを改善する運動指導を行います。
  • 注射療法:炎症が強い場合、ステロイド注射を検討します。
  • 手術:保存療法で改善しない場合や神経圧迫が強い場合に検討します。

治療は患者さまの症状や状態に合わせて無理なく行うことが基本です。

5. 自宅でできる対処法・予防法

日常生活でできる簡単な工夫で、手の痛みの軽減や再発予防に役立ちます。

おすすめの対処法:

  • 作業中はこまめに休憩をとる
  • 手首を使いすぎないように注意する
  • 手首を冷やす・温めるなど痛みの程度に応じて使い分ける
  • 指や手首の軽いストレッチや体操を取り入れる
  • 正しい姿勢でパソコンやスマホを使う

慢性的な痛みを防ぐために、痛みの原因となる動作を見直すことが大切です。

6. 当院での対応とご案内

当院【だて整形外科リハビリテーションクリニック】は、下関市で手の痛みにお悩みの皆さまに対して、専門医が丁寧に診察し、最新の検査・治療を提供しております。

  • 手根管症候群や腱鞘炎、関節リウマチなどの診断
  • 痛みを和らげる薬物療法や装具のご提案
  • 理学療法士によるリハビリ指導
  • 必要に応じた手術のご相談

「手の痛みが気になるけれど、どこに相談すればいいかわからない」という方も安心してご来院ください。WEB予約も承っております。
まずはお気軽にご相談ください。

【参考文献】

日本整形外科学会「手根管症候群」

日本リウマチ学会「関節リウマチ」

NICE Guidelines CG177「Carpal Tunnel Syndrome」(2024年版)

記事監修

伊達 亮(だて整形外科リハビリテーションクリニック 院長)

福岡大学医学部医学科を卒業後、山口大学医学部付属病院整形外科・麻酔科での経験を経て現職に至る。日本整形外科学会専門医日本骨粗鬆症学会専門医日本リハビリテーション医学会専門医など多岐にわたる専門医資格を保持。日本関節病学会によるクーリーフ認定を受け、地域の「寝たきりゼロ」をミッションに掲げ、骨粗しょう症の早期発見・早期治療、および運動器リハビリによる転倒予防に尽力している。