股関節の痛みでお悩みの方へ 原因・治療法と下関市の整形外科受診のポイント

2026/01/30

1. はじめに 〜股関節の痛み、不安な気持ちに寄り添います〜

歩くときや立ち上がるとき、股関節に痛みを感じると、「このまま治るのかな?」「どこで診てもらえばいい?」と不安になりますよね。特に50歳以上の方は、加齢とともに関節に負担がかかりやすく、痛みが続くと日常生活に支障が出ることもあります。
「病院に行くタイミングがわからない」「治療法がよくわからない」という悩みを持つ方も多いはずです。
この記事では、股関節の痛みの原因や症状、放置した場合のリスク、整形外科で受けられる治療、そして自宅でできるケア方法をわかりやすく解説します。下関市にお住まいの皆さまが安心して治療に進めるようお手伝いします。

2. 股関節の痛みの症状と主な原因

股関節は、太ももの骨(大腿骨)と骨盤がつながる大切な関節で、体重を支えたり、歩く動作の中心になります。痛みが出ると、歩きづらくなったり、長時間の立ち仕事や座ることも辛くなることがあります。

股関節痛の主な症状例

  • 股関節の前側やお尻の周りに痛みがある
  • 歩き始めや立ち上がりに痛みが強い
  • 関節がこわばり、動かしにくい
  • 痛みで足を引きずることがある

主な原因疾患

疾患名特徴と原因
変形性股関節症加齢や過度の負担で関節の軟骨がすり減り、骨同士が直接当たることで痛みが出ます。
股関節炎(関節リウマチなど)免疫の異常などで関節に炎症が起きて痛みや腫れが生じます。
大腿骨頭壊死症血流障害により骨の一部が壊死し、激しい痛みを伴うことがあります。
筋肉・腱の炎症や損傷股関節周りの筋肉や腱に炎症が起こることで痛みが出ます。

症状や痛みの場所によって原因が異なるため、自己判断せず専門医の診察が大切です。

(参考:日本整形外科学会「股関節の疾患」 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/)

3. 自然に治るの?放置するとどうなるの?

軽い筋肉の疲れや一時的な炎症は安静により改善することもありますが、次のような場合は放置しないほうがよいです。

  • 痛みが1週間以上続く
  • 痛みが徐々に強くなり、歩行や日常生活に支障が出る
  • 関節がこわばって動かしづらい
  • 足のしびれや冷えがある

放置すると変形性股関節症の進行で関節の痛みや動きの制限が悪化し、歩行困難になることもあります。早めに受診し、適切な治療を受けることで症状の進行を防ぎ、生活の質を保てます。

4. 整形外科での治療内容

整形外科では問診・診察に加え、レントゲンで関節の状態を詳しく調べます。原因に応じて、以下のような治療を行います。

主な治療法

  • 薬物療法
    痛みや炎症を抑える薬(鎮痛剤、消炎剤)を使います。
  • 生活指導・運動療法
    関節に負担をかけない動かし方や筋力強化のリハビリを行います。
  • 装具療法
    必要に応じて杖の使用や装具で関節の負担を軽減します。
  • 注射療法
    ヒアルロン酸注射などで関節の動きを改善したり痛みを和らげることがあります。
  • 手術療法
    保存療法で改善しない場合、関節鏡手術や人工関節置換術を検討します。

患者さんの症状に合わせて最適な治療プランを提案します。

5. 自宅でできる対処法・予防法

股関節の痛みを和らげ、再発を防ぐために日常生活でできることをご紹介します。

  • 適度な休息と無理のない運動
    過度な負担を避けつつ、関節周りの筋肉を柔らかく保ちましょう。
  • ストレッチや軽い体操
    筋肉の柔軟性を保つことで関節の負担を軽減します。
  • 体重管理
    体重が増えると股関節にかかる負担が増すため、健康的な体重維持が大切です。
  • 温める
    痛みが強い時は温めて血行を良くすると楽になることがあります。
  • 靴や歩行サポートの見直し
    クッション性の良い靴を選び、必要に応じて杖などを使いましょう。

6. 当院での対応とご案内

下関市の【だて整形外科リハビリテーションクリニック】では、股関節の痛みでお悩みの方に対し、専門医が丁寧に診察し、患者さん一人ひとりに合わせた治療を行っています。

  • 痛みの原因を正確に診断
  • 痛みを和らげる薬物治療・リハビリ指導
  • 必要に応じた注射療法や手術のご案内
  • 日常生活のアドバイスや予防指導

当院は地域に根ざした医療を目指し、安心してご相談いただける環境を整えています。
股関節の痛みでお困りの方は、ぜひお気軽にお問い合わせ・ご予約ください。

参考文献・情報源

  • 日本整形外科学会「股関節の疾患」 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/
  • NICE Guidelines NG157「Osteoarthritis: care and management」(2024年版)
  • The Lancet Rheumatology, JAMA最新論文(2023-2024)

記事監修

伊達 亮(だて整形外科リハビリテーションクリニック 院長)

福岡大学医学部医学科を卒業後、山口大学医学部付属病院整形外科・麻酔科での経験を経て現職に至る。日本整形外科学会専門医日本骨粗鬆症学会専門医日本リハビリテーション医学会専門医など多岐にわたる専門医資格を保持。日本関節病学会によるクーリーフ認定を受け、地域の「寝たきりゼロ」をミッションに掲げ、骨粗しょう症の早期発見・早期治療、および運動器リハビリによる転倒予防に尽力している。