だて整形外科リハビリテーションクリニック

エコー 症例 ~膝・足関節捻挫~

2022/01/07

(ア) 変形性膝関節症

  1. 膝の軟骨の摩耗が起こる疾患です
  2. 初期には、X線検査でも摩耗がわかりにくくてもエコーでは分かることが多いです
  3. 主にヒアルロン酸注射を行いますが、初期の方が効果が出やすいです。
  4. 膝の注射は、関節外に注射が漏れたり、関節の中にある滑膜にヒアルロン酸が入ると注射時の痛みが強いので、エコーで正確に注射するように心がけています。

足関節捻挫

足関節捻挫は靭帯の損傷の程度に応じて、重症度に応じて3段階あります。
靭帯は、X線検査では映らないので、エコー検査が必須です。

Ⅰ度:靱帯にちいさな損傷がある程度です。数⽇でスポーツへの復帰が可能な状態です。

Ⅱ度:靱帯に部分断裂が起きている。腫れや圧痛がある状態で、スポーツの復帰には2週間以上要します。靭帯に負担をかけないよう、テーピングや装具による固定が必要となります。

Ⅲ度:靱帯が完全に断裂している状態で、手術が必要な場合もあります。